この記事でわかること
- スマホの過剰使用が体と心に与える影響
- スクリーンタイムを減らすための具体的な方法
- 無理なく続けられるスマホとの付き合い方
スマホを見る時間が増えるほど、体と心への影響が大きくなるとされている
スマートフォンは現代生活に欠かせないツールですが、使用時間が長くなるほど睡眠・集中力・気分への悪影響が出やすくなることが、複数の研究で示されています。
米国心理学会(APA)の調査では、スマホの使用時間が長い人ほどストレスレベルが高い傾向があると報告されています。また、就寝前のスマホ使用が睡眠の質を低下させることは、睡眠研究の分野でも広く認められています。
「スマホをやめたい」という強い意志を持たなくても、使い方を少し工夫するだけで、体と心のコンディションが変わってくることがあります。
スマホの過剰使用が引き起こす3つの影響
① 睡眠の質の低下
スマホやタブレットの画面から発せられるブルーライトは、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌を抑制するとされています。就寝前に画面を見続けることで、入眠が遅れたり、眠りが浅くなったりする原因になると考えられています。
さらに、SNSやニュースなど情報量の多いコンテンツを見ることで脳が覚醒状態を維持しやすくなるため、「スマホをやめたのにしばらく眠れない」という状態が起きやすくなります。
② 集中力の低下
スマホの通知は、作業中に集中を途切れさせる大きな要因のひとつです。カリフォルニア大学の研究では、作業中に集中が途切れた後、元の集中状態に戻るまでに平均23分かかることが示されています。
通知が来るたびにスマホを確認していると、1日の集中できる時間が大幅に削られることになります。
③ 気分・メンタルへの影響
SNSの過剰使用は、他者との比較による自己評価の低下や、不安感の増加と関連するという研究が多数発表されています。特に夜間のSNS使用は、翌日の気分に悪影響を与えやすいとされています。
スクリーンタイムを減らすための4つの方法
① 通知をオフにする
最も効果が高く、すぐに実践できる方法が「通知をオフにする」ことです。すべての通知をオフにする必要はなく、SNS・ニュース・ゲームなど「緊急性のない通知」だけオフにするだけでも、スマホを手に取る回数が大幅に減ります。
iPhoneは「設定 → 通知」、Androidは「設定 → アプリと通知」から各アプリの通知設定を変更できます。
② 「スマホを見ない時間帯」を決める
食事中・就寝1時間前・起床後30分などの「スマホを見ない時間帯」をあらかじめ決めておく方法です。完全にやめるのではなく、「この時間だけは見ない」という区切りを作るだけでも、1日のスマホ使用時間が自然と減ります。
③ スマホを「遠い場所」に置く
スマホが手の届く場所にあるだけで、意識せずとも確認してしまう傾向があります。作業中はスマホを別の部屋に置く、就寝時は寝室の外に置くといった「物理的な距離」を作ることが、使用時間削減に効果的とされています。
④ スクリーンタイム機能を活用する
iPhoneの「スクリーンタイム」、Androidの「Digital Wellbeing」機能を使うと、アプリごとの使用時間を確認・制限できます。まず現状を「見える化」するだけでも、使いすぎへの気づきになります。
スマホを置いた時間を何で埋めるか
スマホを見る時間を減らしたとき、「その時間に何をすればいいか」が決まっていないと、結局またスマホに戻ってしまいやすくなります。
代わりの習慣をあらかじめ決めておくことが、スクリーンタイム削減を続けるコツです。
- 就寝前のスマホ → アロマや入浴に置き換える
- 食事中のスマホ → 音楽や会話に置き換える
- 移動中のスマホ → 読書や音楽鑑賞に置き換える
「やめる」だけでなく「別の習慣に置き換える」という発想が、長続きのポイントです。
まとめ:スマホと「距離を置く時間」が体と心を整える
スクリーンタイムを減らすためのポイントをまとめます。
- 緊急性のない通知をオフにする(集中を途切れさせない)
- スマホを見ない時間帯を決める(就寝前・食事中・起床後など)
- 物理的に遠い場所に置く(手の届かない場所に置くだけでOK)
- スクリーンタイム機能で使用状況を把握する
一度にすべてを変える必要はありません。まず「就寝1時間前はスマホを見ない」だけから始めるだけでも、翌朝の目覚めに変化が出てくることがあります。
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小さな工夫の積み重ねで、毎日をちょっと楽に。— つむぎ


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