※この記事は「Midjourneyに2か月課金した素人の正直な記録」の補足記事です。「そもそもMidjourneyって何?」「どうやって始めるの?」という方向けに、調べてわかったことをまとめています。
Midjourneyとは?ひとことで言うと
Midjourneyは、文章を入力するだけで画像を自動生成してくれるAIサービスです。
たとえば「夕暮れ時の静かな森の中の小屋」と入力すれば、その通りの雰囲気の画像が数秒で出てきます。絵を描く技術もデザインの知識も必要ありません。
アメリカ・サンフランシスコにある「Midjourney, Inc.」という独立系のAI研究所が開発しており、2022年7月にβ版が公開されて以来、急速にユーザーを増やしてきました。2024年時点ですでに約1,900万人のユーザーを抱えるほど普及しています。
他の画像生成AIとどう違う?
ChatGPTにも画像生成機能(DALL-E)がありますし、GoogleのGeminiやCanvaにもAI画像生成機能があります。Midjourneyの立ち位置を整理すると以下のようになります。
| ツール | 特徴 | 向いている用途 |
| Midjourney | 芸術性・クオリティが高い。雰囲気のある画像が得意 | アート作品、イラスト素材、幻想的な画像 |
| NijiJourney | Midjourneyの契約で使えるアニメ特化モデル | アニメ風・かわいいイラスト・線画 |
| DALL-E(ChatGPT) | 日本語対応、操作が簡単 | 説明的でわかりやすい画像、日常的な素材 |
| Canva AI | 日本語対応、編集機能と一体化 | SNS素材、YouTube画像、文字入り画像 |
| Stable Diffusion | 無料・カスタマイズ性が高い | 上級者向け、ローカル環境での大量生成 |
Midjourneyの最大の特徴は「クオリティの高さと芸術性」です。ただしその分、思い通りの画像を出すには慣れが必要で、完全初心者には少しハードルがあります。詳しくは体験談記事に書きました。
Midjourneyの主な特徴
① テキストを入力するだけで高品質な画像が生成できる
プロンプト(指示文)を英語で入力すると、数秒〜数十秒で画像が4枚生成されます。気に入ったものを選んで高解像度化したり、バリエーションを増やしたりできます。
② Web版とDiscord版の2種類がある
もともとはDiscord(チャットアプリ)の中でBotに話しかけて使うものでしたが、現在はブラウザから直接使えるWeb版(Midjourney Alpha)も利用できます。
- Web版:ブラウザから直接アクセス。操作が直感的でDiscordを知らなくても使いやすい
- Discord版:従来の方法。コマンドやパラメータを細かく指定できる
初心者はWeb版から始めるのが断然おすすめです。
③ 無料プランはない
2023年3月以降、無料プランは廃止されています。使い始めるには有料プランへの加入が必須です。「とりあえず無料で試してみたい」という場合は、Canva AIなど無料で使えるツールから試してみるのが現実的です。
④ 生成した画像は原則公開される
Midjourneyで生成した画像は、デフォルトでMidjourneyの公開ギャラリーに表示されます。つまり他のユーザーからも見られる状態になります。非公開にしたい場合は「ステルスモード」が必要で、これはProプラン以上でのみ使えます。
⑤ 有料プランなら商用利用ができる
生成した画像をブログやSNS、販売用素材として使うことができます。ただし年収100万ドル(約1.5億円)を超える企業はProプラン以上が必要という条件があります。個人副業レベルであれば基本的に問題ありません。
料金プランの詳細
現在は4つの有料プランがあります。料金はドル建てで、為替レートによって円換算額が変わります(目安:1ドル=150円換算)。
| プラン | 月額(月払い) | 月額(年払い) | 円換算(月払い・目安) |
| Basic | $10 | $8 | 約1,500円 |
| Standard | $30 | $24 | 約4,500円 |
| Pro | $60 | $48 | 約9,000円 |
| Mega | $120 | $96 | 約18,000円 |
年払いにすると約20%割引になります。
各プランの違いを詳しく解説
まず知っておきたい用語
- Fast GPU時間:高速で画像を生成できる処理時間のこと。4枚セットの生成に約1分使います。上限を超えるとRelaxモードに切り替わります
- Relaxモード:生成に時間はかかりますが、枚数制限なく使えるモード。Standardプラン以上で利用可能
- ステルスモード:生成した画像を公開ギャラリーに表示しない設定。Proプラン以上で利用可能
Basicプラン(月)
個人でちょっと試してみたい人向けのエントリープランです。Fast GPU時間は月200分。4枚セットの生成が1分なので、単純計算で月約200セット(800枚)生成できます。ただしRelaxモードはなく、上限に達したら追加購入か翌月まで待つ必要があります。
副業目的で本格的に量を作りたい場合は、すぐに上限が来てしまうかもしれません。
Standardプラン(月)
個人の副業・クリエイター向けとして最もバランスがよいプランです。Fast GPU時間は月900分に増え、さらにRelaxモードが無制限でつきます。
Relaxモードがあれば、生成に多少時間がかかっても枚数を気にせず試行錯誤できます。「とにかくたくさん試して感覚をつかみたい」という場合はこのプランが現実的な選択肢です。
私が課金していたのもこのプランで、量を気にせず生成できる点は良かったと思っています。
Proプラン(月)
ステルスモード(生成画像を非公開にする機能)が使えるようになります。副業で作った素材を他のユーザーに見られたくない場合や、クライアント案件などで機密性が必要な場合に向いています。同時生成できる枚数も増えるため、作業スピードも上がります。
Megaプラン(月0)
大量生成が必要なプロ・法人向けです。個人副業レベルでは基本的に不要です。
結局どのプランを選べばいい?
| 目的 | おすすめプラン |
| とりあえず試したい | Basic($10) |
| 副業・量を作りたい | Standard($30) |
| 画像を非公開にしたい | Pro($60) |
| 法人・大量生成 | Mega($120) |
個人で副業目的ならStandardプランから始めるのが無難です。Basicだと上限が気になって試行錯誤しにくく、Proは機能は増えますが月$60は個人には少し重い金額です。
Midjourneyの始め方【3ステップ】
ステップ1:Googleアカウントを用意する
Midjourneyへの登録にはGoogleアカウントが使えます。すでにGmailを使っていればそのアカウントでOKです。
Discordアカウントでもログインできますが、Web版から始めるならGoogleアカウントの方がシンプルです。
ステップ2:公式サイトからアカウントを作成する
Midjourneyの公式サイトにアクセスし、「Sign Up」をクリックします。Googleアカウントでサインインするか、メールアドレスで登録します。
ステップ3:有料プランに加入して使い始める
アカウント作成後、プランを選んでクレジットカードまたはデビットカードで支払います。支払いはドル建てで、Visa・Mastercard・American Expressなどが使えます。
プランを選んだらすぐに使い始められます。Web版であればブラウザ上でプロンプトを入力するだけです。
NijiJourneyについても知っておこう
Midjourneyを契約すると、NijiJourney(にじジャーニー)も同じアカウントで使えます。
NijiJourneyはアニメ・イラスト特化のモデルで、通常のMidjourneyではなかなか出てこない日本のアニメ風のかわいいイラストが生成できます。2026年1月にはNiji 7がリリースされ、キャラクターの一貫性がさらに向上しています。
かわいい線画のキャラクターや、アニメ風の背景イラストを作りたい場合はNijiJourneyの方が向いています。Midjourneyの契約だけで両方使えるのはお得な点です。
よくある疑問
Q. 日本語でプロンプトを入力できる?
できないことはありませんが、英語の方が精度が高くなります。日本語で作りたいイメージをChatGPTやGeminiに伝えて英語プロンプトを作ってもらい、それをMidjourneyに貼り付けるという方法をとる人が多いです。ただし、この方法にも限界があります(体験談記事参照)。
Q. 生成した画像の著作権は?
有料プランの場合、生成した画像はユーザーが商用利用できます。ただしAI生成物の著作権に関しては法整備がまだ追いついていない部分があります。また既存作品に似た画像が生成される可能性もあるため、商用利用の際は注意が必要です。
Q. 解約はいつでもできる?
はい、いつでも解約できます。解約しても契約期間の終わりまでは使い続けられます。
Q. スマホからも使える?
Web版であればスマホのブラウザからも使えます。ただし細かい操作はPCの方がやりやすいです。
まとめ
Midjourneyは画像生成AIの中でもクオリティと芸術性で定評があるツールです。ただし無料プランがなく、使いこなすには一定の学習が必要です。
「まずAI画像生成を体験してみたい」という場合は、無料で使えるCanva AIから試してみて、「もっと本格的にやりたい」「アニメ風イラストを作りたい」となってからMidjourneyを検討するのが回り道をしない順番かもしれません。
実際に2か月使ってみた体験談はこちらの記事に詳しく書いています。 → AIで副業に挑戦した話:Midjourneyに2か月課金した素人の正直な記録
※記事内の料金情報は2026年5月時点のものです。為替レートにより円換算額は変動します。最新情報はMidjourney公式サイトでご確認ください。


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